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あなたの商品を、一行で言えますか? 副業で何を売るか決められない人へ

何を売るか決められないのは、アイデアが足りないからではありません。お客さんの言葉を、まだ拾っていないからです。売れる一行は、考えて作らず、聴いて並べる。お客さんの言葉を拾う4つの質問と、一行の埋め方を説明します。

『何を売ればいいのか、まだ決められない』

『資格も経験もあるのに、商品の形にならない』

『考えているうちに、今日も手が止まった』

どれか一つでも心当たりがあるなら、今日の話はあなたのためのものです。

では、一つ質問させてください。

あなたが毎日やっている「人の話を聴くこと」を、自分の商品づくりに使ったことはありますか?

会議でも、相談でも、雑談でも、あなたが毎日やっている、あの「聴く」です。

売れる一行は、考えて作るものではない

私は20年、セールスレターを書いてきました。その中で、コーチやコンサルタントの方の商品ページを、何百枚も見てきました。

売れていないページには、驚くほど同じ形がありました。

「〇〇コーチです」「どんなことでもご相談ください」「人生が変わります」。上から下まで、書いてあるのは売り手の言葉だけ。読む人の言葉が、一度も出てこないんです。

あるとき、「ハッ」と気づきました。

売れている一行は、どれも、お客さんが実際に口にした言葉でできている。売り手が頭をひねって考えた言葉ではなかったんです。

つまり、一行は考えて作らなくていい。お客さんが言った言葉を集めて、並べるだけでいい。

そして、人の話を聴くことなら、あなたはもう毎日やっています。それを、自分の商品に使う発想がなかっただけなんですよね。もったいないことです。

この記事で手に入るもの

  • 一行の型:1つ
  • お客さんの言葉を拾う質問:4つ
  • 一行を埋める順番:4つ
  • 書き方の例:3つ
  • できたかを確かめる質問:3つ

特別な道具はいりません。紙1枚とペンがあれば、今日から書き始められます。

一行の型

決めるのは、この一行です。

「〇〇で悩んでいる△△の人が、□□できるようになる、××円のサービス」

このブログでは、会社員の人には「会社を辞める前に、二つ目のエンジンを積む」こと、独立した人には「お客さんが買うまでの流れを持つ」ことをお話ししてきました。どちらも、最初の一歩はこの一行です。

ここが決まらないと、ホームページに何を書くかも、SNSで何を投稿するかも、無料で何を渡すかも決まりません。

まず、お客さんの言葉を拾う

一行を書き始める前に、材料を集めます。

思い浮かべるのは、今までにあなたが実際に助けたことのある人。いなければ、何年か前のあなた自身です。その一人について、次の4つを書き出してください。

1. 最初に相談してきたとき、何と言っていたか

「どうしたらいいですか」の前に、その人が口にした言葉です。

2. 夜、ベッドの中で、スマホに何と打ち込んでいそうか

人は誰にも言えない悩みほど、夜中にひとりで検索します。そのときの言葉です。

3. それまでに試して、うまくいかなかったことは何か

「本も読んだ」「講座にも出た」。その人が何をしてきたかです。

4. 解決したあと、何と言ったか

お礼の言葉の中に、その人にとっての本当のゴールが入っています。

大事なのは、聞いたとおりに書くこと。きれいな言葉に直さないでください。直した瞬間に、あなたの言葉に戻ってしまいます。

一行を埋める順番

材料がそろったら、一行を埋めていきます。

1. △△:お客さんを一人に決める

さっき思い浮かべた一人です。「30代の女性」のような広い言い方ではなく、顔が浮かぶところまで絞ります。

一人に絞るのは、怖いですよね。お客さんが減るような気がする。でも、ちょっと待ってください! 一人に向けて書いた言葉のほうが、似た悩みを持つ人にもまとめて届くんです。

2. 〇〇:悩みは、質問1と2の答えをそのまま使う

たとえば、資格を取ったばかりのコーチなら、こんな言葉が出てくるはずです。

「資格は取った。見込み客は、まだ0人」

「集客に課題がある」とは、誰も言いません。お客さんが実際に使った言葉のほうが、読んだ人は「これ、私のことだ」と止まってくれます。

3. □□:ゴールは、質問4の答えから書く

「人生が変わる」「自信が持てる」は、気持ちは分かりますが、何が変わるのかが見えません。

お客さんが「そうなったら分かる」と言える変化で書きます。

  • 「自信が持てる」ではなく、「初めての体験セッションの申込みが来る」
  • 「お金の不安がなくなる」ではなく、「確定申告を2月中に終えられる」

4. ××:値段は、とりあえず決める

値段は、あとから変えられます。決めないまま進むと、いつまでも商品が形になりません。まずは数字を一つ置いてください。

やってはいけない書き方

  • 自分の資格や肩書きの名前から書き始める
  • 「何でもできます」と、できることを全部並べる
  • お客さんの言葉を、きれいな言葉に言い換える

どれも、一行を売り手の言葉に戻してしまう書き方です。

書き方の例

あくまで書き方の例です。

コーチの場合

「資格は取ったのに、体験セッションの申込みが0件のコーチが、最初の1人のお客さんに出会えるようになる、3か月のサービス」

経理の仕事をしている会社員の場合

「確定申告を毎年ギリギリまで先延ばしにしている個人事業主が、2月中に申告を終えられるようになる、個別相談」

セラピストの場合

「肩こりで夜中に何度も目が覚める会社員が、朝まで眠れるようになる、月2回の施術」

どれも、読んだ瞬間に「誰の」「何が」「どうなるか」が分かりますよね。

できたかを確かめる3つの質問

  • その一行を読んだお客さんは、「これ、私のことだ」と思うか?
  • 一人の顔が、はっきり浮かぶか?
  • 終わったときの状態が、目に見えるか?

一つでも「うーん」となったら、そこを書き直します。最初から完璧でなくて大丈夫です。

一人だとサボってしまう人は、書いた一行を、誰か一人に読んでもらってください。「これ、誰のこと?」と聞いて、すぐに答えが返ってくれば合格です。

一行の先にあるもの

一行は、自分で書けます。この記事の手順どおりに進めれば、今日中に一本は書けるはずです。

ただ、正直に言うと、ここから先が一番難しいところです。自分のことは、自分が一番見えないからです。お客さんの言葉を聞き出す。それを売れる文章にする。その一歩で手が止まる人を、私はたくさん見てきました。

会社員のあなたは、この一行が二つ目のエンジンの設計図になります。会社にいるうちに、この一行のお客さんに向けて、小さく売ってみてください。

独立したあなたは、この一行が、あなたを知らない人を呼び込む入口になります。一行の悩みを少しだけ解決する無料のプレゼントを用意すれば、手を挙げてくれる人が現れます。

自分が今どこで手が止まっているのかを知りたい人は、このページの下にある60秒の診断を試してみてください。

まとめ

何を売るか決められないのは、アイデアが足りないからではありません。お客さんの言葉を、まだ拾っていないからです。

一行は、考えて作らない。聴いて、並べる。

人の話を聴くことなら、あなたはもう毎日やっています。先延ばしにせず、今日、一人の言葉を書き出すところから始めてください。

篠田圭三

この記事を書いた人

篠田圭三

280億円コピーライター/BESTAD合同会社 代表

コピーライター歴は20年以上。クライアントの累計売上貢献額は280億円を超えます。

仕事は、コーチ、コンサルタント、セラピスト、占い師、先生業の人の「売れる言葉」と「売れる導線」をつくることです。このブログでは、会社員のうちに自分の商品と導線をつくる手順を、現場でやっているとおりに書いています。